今年は堂々と振る舞う。聖夜ディナー

毎年、緊張感とプレッシャーに包まれるクリスマスディナー。なぜ、ふたりとも堂々と振る舞えなかったのでしょうか? 今年の聖夜こそ、スマートに過ごせるためのコツをお伝えします。
 

年に一度のイベントだからこそ、少し背伸びをしたくなるはず。ふだんあまり行くことのない高級レストランはハードルが高いと感じるものですが、ちょっとした心配りや振る舞いを変えるだけで、スマートで好感の持たれるゲスト、そしてパートナーになれますよ。お互いが気持ちよく、楽しく過ごせるよう、今年は価値を高めるValue up Xmasに!


昨年より、さらに価値あるクリスマスに!
 

クリスマスまでにしておくこと

■予約を愉しむ

クリスマスディナーは、いつものレストランよりちょっとランクを上げる方も多いのでは? エスコートする立場の男性にとって、グレードの高いお店に電話をするのは、少々緊張するかもしれませんね。しかし、何も恐れることはありません。お客様として堂々と、そして丁寧に予約をしたいものです。

安心してディナーに臨むためのもうひとつのポイントは、1週間前~前日までには、予約確認の電話を入れておくこと。もちろん、お店側から確認の電話がある場合もあります。万が一、何らかのミスで予約が取れていなかった場合、クリスマス当日に他のお店を探すのはとても大変です。確認のためのリ・コンファームをしておけば安心ですね。

 

■準備を愉しむ 

予約の際に確認しておきたいのは、メニューの内容。ほとんどのレストランはクリスマスのスペシャルメニューを用意しています。その内容とお値段を事前にネットや電話で確認しておくと安心でしょう。彼女が嫌いなものがあるか事前に告げられますし、当日初めて目にするメニューにも慌てなくてもすみます。


クリスマスディナー。お料理の内容とお値段が気になりますね。

ワインを飲まれる方は予算を伝えておけば、ご希望のものを用意してくれます。彼女の前で金額を告げるのはスマートではないですし、見栄を張る必要もなくなるので、おすすめですよ。もちろん当日のオーダーでも構いませんが、たくさんのワインリストからその場で選ぶのは至難の業。あらかじめ決めておけば余裕を持って食事が愉しめ、彼女からも頼もしく思われます。

 

■ドレスコードを愉しむ

レストランによっては「男性はジャケット着用」「エレガントカジュアル」「スマートカジュアル」などを確認しておかないと、入店できない場合もありますのでご注意下さい。入店のOKが出ても、ゲストの中で浮いてしまうと、せっかくのディナータイムに肩身の狭い思いをしてしまうかも。

逆に、がんばってフォーマルで行っても、周りの方の装いが意外にカジュアルな場合もあります。気持ちが落ち着かなくなるかもしれませんので、ドレスコードは前もってホームページで調べておくか、予約の電話の際に確認しておきましょう。

 

レストランですべきこと

■エスコートを愉しむ

普段はエスコートなど気にされないカップルであっても、エスコートが相応しい空間では、やはり周囲の雰囲気に従うのがスマートであり、マナーでもありますね。男性の方は、レディファーストをお忘れなく。ドアを開けて、先に女性を通すのはもちろん、エレベーターの乗り降りでも、“彼女を先に”が鉄則。そして、お店のフロントに着いたら、やはり男性が「○時にお願いしている、○○です」と堂々とおっしゃってください。


お店のランクと周りのゲストに合わせたエスコートを。

スタッフが「コートをお預かりいたします」と言われる前に、彼女がコートを脱ぐのを手伝い、コートは男性からスタッフに渡してあげましょう。彼女はもちろんのこと、お店のスタッフもあなたのスマートな振る舞いに感心されるはずです。

席までの動線も重要なポイントです。スタッフが案内しますので、女性を先に、その後ろにあなたがつづきます。案内されたテーブルでは、女性が座るまで男性は座らずに。エスコートしている自分を愉しむ余裕が出てくれば、もう大丈夫です。

 

■期待外れを愉しむ

不運にも、予約したお店の雰囲気やサービスが想像と違う場合もありますよね。そこで、しらけてしまってはもったいない。大切なクリスマスの時間を共有しているのですから、前向きに愉しく考えること。例えば、「あらあら、今日は忙しくて大変そうね」「こうすればリピーターが増えるのにね!」「今の接客、何点だと思う?」など、不満ネタをポジティブに会話してみるのも大人かもしれません。

もし、席が気に入らない場合、あきらめたり、我慢するのではなく、「こちらはちょっと落ち着かないので、あちらのお席に替えていただけますか」と堂々と交渉してみましょう。ほとんどの場合、席が空いていれば変えてくれるはず。不満を感じたら、それに対して交渉することを愉しむ余裕が、ディナーを盛り上げるコツです。

 

■オーダーを愉しむ

フレンチでもイタリアンでも、一流レストランとなればメニューを見ても、分からない名前や料理法があるのは当たり前。少しも恥ずかしいことではありません。「こちらのお店は初めてなので、おすすめのコースを教えてください」「この時期、人気のメニューは何ですか」と正直に聞いてみましょう。

スタッフはおふたりに好感を持ちますし、自慢のメニューやコースをすすめてくれます。お店にはプライドもありますから、すすめるメニューには当然自信を持っているはず。知ったかぶりしてオーダーして、好みでないお料理ではせっかくのクリスマスディナーが台無しです。

 

■ソムリエを愉しむ

レストランで難しいのはワイン選び。見栄を張って高いワインを注文するようでは、スマートとは言えません。ここでも率直にアドバイスをもらうのがベスト。ソムリエを呼んでいただき「今日の料理を最高に引き立てる、一番リーズナブルなワインをお任せしますので、選んでいただけますか」と言ってみましょう。ソムリエとしての矜持がありますので、真剣に選んでくれます。ワインに詳しくない者がプロに尋ねるのは当たり前のこと。ソムリエとの会話も、ディナーをさらに愉しくする醍醐味のひとつです。


ソムリエを味方につけ、スマートなワインオーダーを!

■テーブルマナーを愉しむ

さて、これからが本番です。ふたりがオーダーまで堂々と行えたら、お料理も堂々と愉しみたいですね。それにはまず、背筋をスッと伸ばして召し上がりましょう。堂々としたふたりの姿は、他のお客様やスタッフからも『お店に相応しいお客様』として素敵に映ることでしょう。

もちろん、基本テーブルマナーを押さえておく必要も。私のスクールでも、クリスマスが近づくとテーブルマナーレッスンのリクエストが多くなります。


基本を押さえておけば、ふたりのディナーを愉しめます。

特に格式のある本格的なレストランでは、周りのお客様やスタッフの目もありますから注意したいものです。余裕を持って堂々と振る舞えるよう、ナプキンやカトラリの使い方などの最低限のマナーは、事前にチェックしておきましょう。

 

■スマート会計を愉しむ

食後のデザートやコーヒーをいただいた後、慌ててレジには行く必要はありません。一流レストランでの会計は、テーブルチェックが一般的です。ここではスマートにカードで会計をしたいもの。できれば、女性が化粧室に立ったタイミングでサッと済ませるのが理想的。

このようなレストランでは、割り勘はあまりスマートには映らないもの。もし割り勘になさる場合は、ここでは男性が一旦まとめて会計するように。

お帰りも同様に、彼女を先に促すようにすればスマート。自分のコートの前に彼女のコートを受け取り、着るのを手伝ってあげましょう。出口ではお店の方がお見送りしてくれますから、「素晴らしいお料理とサービスで、とても良いクリスマスになりました」と一声添えれば完璧です。

 

堂々と振る舞うために

このように、ちょっとしたことで、クリスマスディナーが何倍にも愉しめ、ふたりにとって思い出に残るひとときになることが、お分かりいただけたはずです。

できることは、事前に確認しておく。できないこと、わからないことは、プロに堂々と聞く。そして、最低限のテーブルマナーは心得ておくことで、気持ちにもゆとりが生まれ、相手への心配りができ、結果的に会話が弾むという、良い連鎖を生むのです。

今年の聖夜は、ぜひ自信を持って堂々とした“Proudly Xmas”を愉しんでみてください

 

(執筆者:諏内えみ)

 

 

 

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