「5W1H」で押さえるサプライズを成功させるテクニック


サプライズを成功させるためには、そのサプライズが何たるかを知らなければ始まりません。単にドッキリのように驚かせては逆効果。相手に不快感すら抱かせてしまいます。あくまでもギフトに関わるサプライズ(=驚き)は贈られる相手にとって好ましく、喜ばれるものでなければ仕掛ける意味もありません。

何も映画やTVのように大掛かりである必要もなく、むしろ実際はあまり演劇めいたものは「引いてしまう」という本音は男女問わずよく聞きます。ほんの小さな思いやりが感じられる、さりげないサプライズが実は嬉しいということをしっかり頭に叩き込みましょう。

そして昔、子どもの頃、物語を作る際に習った「5W1H」の要領で、あなたと贈る相手のストーリーを明確に筋立てていきましょう。

 

When

いつ? 贈る相手の記念日の前日か当日か、あえて後日か。朝か昼か夜か。1日ではなく連続ものに仕立てるか、それとも忘れたふうを装うのか。相手にとって最適と思われる演出に日にち・時間の選択は意外と重要です。用意周到にのぞんでも相手のタイミングと合わなければ、すべてが台無しに! 日頃から相手のタイムスケジュールを気づかれることなく観察していなければなりません。

 

Where

どこで? 自然な流れでありながら非日常な場所と感じられる空間をつくることが望ましいでしょう。なぜならサプライズ・ギフトが贈られるべき場所だから。もちろん自宅においても路上でも、いつもと違う感動を与えられる小さな演出力さえあればどこでも構わないと言えるでしょう。でも、もし自信がなければ、特別な場所やそこで働くスタッフの力を借りることも正しい選択だと思います。

 

Who

誰が? もちろん、あなたが贈りたい方に、なわけですが、テレてしまうというなら、他の誰かがという設定にしてはどうでしょう。妹やお子さんや両親、または友達から誘われてるとか、向こうでみんなが待ってるとか、いろいろ、ありそうな話を思い巡らせてみてください。もちろん、贈る相手ががっかりしたり、傷つかないよう注意をはらって良い企みをお考えください。下手な演出はやめてストレートにご自分が贈るというのも、普段しないのなら、その決意だけで充分なサプライズですので、無理せず、喜ばすことだけを考えましょう。

 

What

何を? 贈りますか? 身につけるもの? 食べるもの? それとも旅? スポーツ・リラクゼーション? モノを贈るのか、一緒に過ごすときや体験などのコトを贈るのか。この「何を贈るか」も日常に相手が何を望んでいるか、よく心の目と耳を働かせて感じ取っていなければなりません。普段、欲しいけど我慢したり、遠慮している、相手が本当に望んでいるものを贈れれば、それだけでサプライズになります。

 

Why

なぜ? それは、愛しているから。好きだから。口に出して言えないから。贈ることは相手に喜んでもらうためであり、その行為はつまり、贈る側の意思表明でもありますよね。喜ぶあなたを見たい、それが嬉しいわけで。サプライズによって、その喜びや笑顔が倍増するからこそ、贈る瞬間の前々から上手くより良くそのシチュエーションを想定し実現したいわけですよね。

 

How

どのように? まさに、どんなふうに演出するかはサプライズの真髄ですが、大掛かり過ぎにならないよう、適度に普段と違うように、そして気づかれないようにクライマックスへ運ぶのは至難の技かも知れません。特に異性が喜ぶことを想像するのは難しいとよく聞きますが、どちらも案外さりげない変化に喜ぶことは多いようで、朝起きたら枕元に、カバンやバッグの中に、車の座席にとか、帰ったら用意されていたとか、花一輪やグラスシャンパンや旅のチケットなど何かひとつ置かれているだけでガラリと場面や気持ちは変わるものです。

どうでしょうか。自分に置き換えて、贈る相手に様々なストーリーが浮かんで来たでしょうか。サプライズという言葉だけがひとり歩きして、すでに食傷気味になっていたり「ほんとはしてみたいけどなんだかな」と思っていた方ももっと日常に簡単にプチ・サプライズできることに気づかれたのではないでしょうか。ほんの少しの想像力と工夫であなたの大切な人の笑顔があふれるなら、もっとサプライズを身近に取り入れたいと感じたのではないでしょうか?

成功の秘訣は、いかに小さなサプライズを日常に見つけ出し、それをどう仕組み感動劇として仕掛けられるか。どうぞ、素晴らしいあなたのショートショート・ギフトフィルムを生み出してください。

執筆者
  • 冨田 いずみ

ギフトコーディネーター。食品、ファッション、インテリアなど様々なショップを回り、自分の目で見て手に取って確かめた、感度の高いギフトをマナーと共に紹介します。現在は、ライター業のみならず商品の企画宣伝、スタイリングまで幅広く携わり、TVや雑誌などマスコミ出演多数。